周りがなんとなく始めたから…そういう理由で就職活動を始める人は少なくありません。でも、将来やりたいことも分からない。そんな状態で何十社もの面接を受けて、本当に実りのある結果は残せるのか、そしてその後、働き続けていけるのか。これからインターンや就活を控えている人へ、あなたにとって働くこと、生きることとは何か、まず一度立ち止まって考えてみよう。
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その就活、将来のあなたにとって本当に意味がある?
こんにちは。
私は、ぶっちゃけると、インターンや就活の波に乗れず、乗らず?今、内定をもらってません。笑
就職活動自体をしていないから当たり前ですよね。まぁでも気楽に、仕事が見つからなければフリーターでもしようかな、とつい最近まで考えていました。
でも、どうせお金を稼がなきゃいけないなら、だらだら時給を気にして働くより、将来に結びつく仕事をした方がいいんじゃないか?そう思って、最近やっと重い腰をあげたところです。
普通はなんとなーく始める就活だけれど、なんとなーく始める前に、一度自分と向き合う方が、その後の活動も凄く有意義なものになると思うので、今回は私の就活しなかったケースを一つの参考例としてまとめてみました。
周りに流されて、なんとなくするべきだと思っていないか?
大体大学3年生になった頃から周りがインターンなどをし始めて、自分も何かやらないと…とつい思いがちです。焦る気持ちも分かるけれど、果たして、自分が将来何をやりたいのかも分からないまま、業界を絞って、面接を受けて…そんな就職活動って、将来のあなたにとって本当に意味があるかな?
就職活動をしながら、自分のやりたい仕事や理想の生き方が分かってくる場合もあるから、就活が良いか悪いか、という判断は人によります。ただ、就活をしていても、それが見えてこないまま嫌々やっているなら、一度立ち止まって将来の自分とちゃんと向き合った方が良いかも。
目的の見えないインターンや就活は結局無駄足にもなりうる
内定をもらうことはゴールではないし、むしろあなたの人生の新たなスタート地点に過ぎません。
良いのか悪いのか、就活であんなに苦労をして内定をもらったのに、入社してまもなく辞めてしまう人も少なくありません。実際にそういう友人も結構いました。
誤解のないように言っておくと、会社を辞めることが決して悪いことではありません。
会社に入ってみないと分からないことは沢山あるし、自分が思っていた働き方と違うなら辞めてしまっても良いと思います。成長が見込めない場所で、ただストレスを抱えて過ごすだけなら、そんな会社はむしろ早く辞めてしまった方良いでしょう。身体面、精神面で体調を崩してしまっては元も子もないからね。
でも、生活していくためにはお金を稼がなくてはいけません。会社を辞めてしまったら、また新しい働き先を探す必要も出てくる。そう考えると、なんとなく就職した会社が自分に合わなくて辞めてしまえば、結局、その就活にかけた数ヶ月は無駄足になってしまった、ということにもなりまねません。
そして、短期間で、そして新卒で、正社員を辞めてしまうと、アルバイトとは違って自分の経歴に傷がつきます。転職活動をしていても、会社側からは「いい加減な人、長続きしない人」というマイナスの印象も持たれかねません。
こんなことにならないためにも、社会に出て初めて入る会社というのはとっても大事。むしろ会社を辞めてしまう可能性がある人は(特に私みたいな飽き性な人は特に)中途半端に就職するのはマズイ。後の苦労が見えています。
やりたい仕事が分からないなら、どんな生き方をしたいのかを考える
就活が解禁になった三月、私は自分のやりたいことが分からなくて、このままなんとなく就職してしまって良いのか、というモヤモヤした思いがずっとあったから、敢えて就活をしませんでした。
大学のネームバリューや、プロジェクトやビジネスコンペ、留学など今まで色々やってきた方だから、多分就活していたらどこかの内定はもらえたと思います。でも、きっと中途半端に入社して、すぐ辞めるんだろうな、と思いました。
このまま無理して内定もらうんだったら、適当にフリーターでもしようと思っていたけれど、目標や夢が無いまま時給を気にして働くのは何となく時間が勿体ないかなぁ、と日に日に感じるように。次第に、それだったら、自分の将来に結びつくスキルを得られる仕事をしよう!と考えるようになりました。
その時点で、業界や職種、自分が具体的に何の仕事をしたいのかが分からなかったから、自分が将来どんな生き方をしたいのかを考えてみました。
自分は10年後どういうライフスタイルを送りたいか、を掘り下げていったら不思議と自分が進むべき仮の方向が見えてきました。
例えば、
- どこで仕事をするか(オフィス?家?)
- いつ働くのか(土日?平日?)
- どんな格好で働くのか(スーツ?私服?)
- どういう風に仕事するのか(人と積極的に接する仕事か?黙々作業する仕事か?)
- 誰と仕事するのか(一人で?社員と?友人と?)
- どこに住むのか?(都市?地方?)
- その暮らしを実現するにはどのくらいのお金が必要か?
そういう風に自分が実現したいライフスタイルを考えていったら、自ずと仕事の選択肢が絞れてきて、「この仕事なら仮に1日8時間の自分の時間を仕事に捧げても良い」「そのスキルを獲得するためなら入社して数年は辞めずに頑張れる」と思える職種が段々分かってきました。
将来の目的が見えてきたら、あれだけ気乗りしなかった就職活動にも、やる気も湧いてきました。今は来年春から働けるように、就職活動のスタート地点にやっと立ったところです。
まぁ具体的に何の仕事なのかは、もう少し色々と進んだら記事にでもします。
まとめ:始める前に一度立ち止まって、自分と向き合うこと
就活のスタートを切るまでに周りと比べて大分時間がかかった方だと思います。でも、今はなんとなく内定先に就職を決めた人よりも、入社した後のことまでやるべきことが明白。だから、将来が見えるまで、自分自身と向き合って良かったと今は思います。
せっかく大学に入ったのに、大学の2年間をよく分からないままインターンや就職活動に使ってしまうのは凄く勿体ないと個人的に思います。何故なら、大学は就職するための予備校では無いからからね。
就活が息苦しく感じたら、一旦立ち止まって深呼吸してみよう。1日の3分の1、言ってみれば人生の3分の1を仕事に費やしていくのだから、今少しくらい休憩をとっても大丈夫。
ゆっくり考えて、あなたらしい生き方を見つけてみよう。