アジア旅行記

【台湾】赤レンガ造りの廃墟に芽生えた緑の命。木の精霊が棲まう家、安平樹屋。

投稿日:2018-03-21 更新日:

古都台南で自然に触れる旅。今回ご紹介するのは台南の安平にある『安平樹屋』。廃墟と化した倉庫に根を下ろしたガジュマルの木が成長を続け、建物全体を緑の木々が覆い尽くす姿はまさに木の精霊が棲まう家。長い年月をかけて自然の力が生み出した神秘的なスポット。

 

 

台南の中でも歴史的な街並みが数多く残されている安平地区。

石造りのカラフルな家々、小道へ入るとまるで一昔前にタイムスリップしたかのよう。商店街や路地裏にはお洒落な雑貨やさんやカフェが立ち並び、歩いているだけでなんだかワクワクしてくる魅力的な街です。

台南の中心地からは少し離れていますが、そのノスタルジックな街へ是非一度足を運んでほしい場所。

 

 

安平樹屋について

 

そんな歴史ある街の片隅に、静かに佇む『安平樹屋』。

元々は製塩業を営んでいた会社の倉庫として使われていましたが、戦後にその事務局が移転した後、その倉庫は廃墟へと化してしまいます。

そして、荒れ果てた倉庫にたくさんのガジュマルが生い茂り、倉庫の屋根を覆い尽くすまでに成長を遂げました。

 

 

 

安平樹屋のガジュマルの木

 

「絞め殺しの木」の一種であるガジュマルの木は、強い生命力を持ち、アスファルトやコンクリートを突き破ってその根や枝を伸ばし続けます。絞め殺しの木は、他の植物や岩に巻き付き、絞め殺すようにして成長することから、こう呼ばれています。

 

 

 

また、ガジュマルの根は石灰岩を溶かす酸を分泌するため、石灰を含むこのレンガ造りの壁を這い上がりながら根を絡み付け、その建物全体を飲み込むようにして、倉庫であったこの建物は緑が生い茂る木の家と化していきました。

 

倉庫としての役目を終えたこの赤レンガ造りの建物に、長い年月をかけて根を下ろしてきたこのガジュマルの木を見ていると、その生命力がありありと感じられ、木の精霊とも呼ぶべき何か超越的な存在が、今もこの地で生きているような気がします。

 

台南へ訪れた際は是非その自然のパワーを、ご自分の目で確かめてみてください。

 

 

安平樹屋

台南市安平區古堡街108號

 

営業時間:8:30~17:30

料金:入場料:大人50元、子供25元

アクセス:安平古堡(安北路)バス停下車後、徒歩3分

 

 

 

-アジア旅行記
-

mayu

自分らしく生きることをモットーに。

デンマークへの一年の交換留学を経験。絵を描いたり、デザインしたり、文章を書いたり、何かを一から創り上げたり、表現するのが好き。趣味で絵やデザインの仕事をちらほら。