以前ベトナムのハノイに3週間滞在していた時の話。
私たちが日本で生活している感覚で行くとベトナムは何をするにも物価が安い。
そしてベトナムではドンっていう通貨が使われているんだけど、インフレが進みすぎて日本円を両替すると、だいたい100円=20000ドンなので、1000円両替しただけで200000ドン…と、なんとなくお金持ちになった気分にもなる。
まぁそんなにお金がある(気分になる)と、結構財布の紐もゆるくなるので、当時は一緒にベトナムに来ていた友人と高級フレンチのコースを食べに行ったり、マッサージに行ったりと、10代ながら生意気なことをしていたなぁ。笑
それで、ベトナムに滞在して2週間くらいの時にマッサージをしに行ったんだけど、そこのマッサージが結構本格的なものだった。
オイルで優しく…っていうよりはどちらかというと「筋肉の凝りをほぐす!」みたいながっつりしていて、少し整体も入っているような内容。
担当してもらったお姉さんはとても美人だった上、マッサージ自体もすごく良かった。施術後は体も軽くなって、「ほぐれたー!」って感じ。
おまけに、マッサージ後にはロビーでお茶もご馳走になって、良い一日だった。
と思ったら、その日の夜から体に異変が起きた。
なんとなくだるい…
食欲も無い…
何か食べ物にでもあたったか…(東南アジアあるある)
と思ってその日はすぐに横になった。
翌日。
だるさは変わらず、ひどい高熱。
体の節々が痛くて、熱もあって、インフルエンザみたいな。
あぁ、もうこれはやばいな…って感じで、その日入っていた予定はすべてキャンセルしてホテルにいることにした。心配してくれた友人が風邪薬をくれたので、がんばって近くのレストランに行きフォーをお腹に入れ、薬を飲んで横になった。
次の日に起きたら幸い熱は下がっていた。
というか、この日は前日に熱を出していたとは思えないほど体調良好。
体が今までに無いくらい軽い。
このとき初めて気づいたんだけど、きっと自分は食べ物にあたって体調を壊していたのではなく、マッサージの揉み返しになって具合が悪かったのだと思った。
揉み返しとは、マッサージをした後に起きる好転反応のことで、いきなり筋肉がほぐれたことで筋肉が緊張状態になって筋肉痛のような痛みを伴ったり、マッサージによって体内の毒素が体中に回ることで体がだるく感じたりすることを言うんだそう。
一日中寝込んでいた日はつらかったけど、最終的に体調はそれ以前よりも良くなったので結果オーライなのかな。
でも、寝込んだ日はあのまま熱が下がらなかったら、
「海外の病院って保険きかないからめっちゃお金とられるんじゃないか!?」
「このまま疫病で飛行機搭乗拒否されるんじゃないか!?」
「熱がセンサーに反応して日本に入国できないんじゃないか!?」
とか色々な最悪な結果が頭をよぎっていたので(考えすぎ)、もうあれ以来帰国直前にマッサージに行くのはやめようと誓ったのでした。
普段マッサージに行かない人は、こういうことも起こりうるから海外でマッサージに行く際には気を付けてね。