ヨーロッパ旅行記

【スウェーデン】ストックホルムを観光する際に知っておきたい移動手段まとめ!

投稿日:2016-11-05 更新日:

ストックホルムに訪れる際に知っておくと役に立つ交通手段や交通システムについてまとめました。少し複雑な北欧の交通システムも、これを知っておけばバッチリ!

 

電車にバス、フェリーまで!ストックホルム市内の主要交通手段は?利用頻度でどのチケットがあなたに合っているか見極めて!

ストックホルム市内の交通手段には、バス、電車、地下鉄、トラム、フェリーなどがありますが、フェリー以外は全てSL(Stockholms Lokaltrafik)という機関が管理しています。 また、SLのチケットには、ゾーンチケットとトラベルカードの大きく分けて2つのチケットが存在します。年齢が20歳以下と65歳以上の人は割引価格でチケットを購入することができ、7歳以下の子供は同行者がいれば料金を払わずに交通機関を利用することができます。  

 

 【ゾーンチケット】滞在中頻繁に交通機関を利用しない人はこっち!

通常ストックホルムではゾーン制がとられており、上記の交通手段を利用する場合は、切符を券売機やスマホで事前に買っておくか、アクセスカードという名前のICカード(日本でいうSuicaのようなもの)に事前にお金をチャージしておく必要があります。SLがカバーしているエリアは、Aゾーン、Bゾーン、Cゾーンの3つのゾーンに分けられます。  

 

●シングルチケットを利用する場合

シングルチケットは1枚18SEKで、1ゾーン内の移動には2枚、2つゾーンをまたぐ場合は3枚、3つゾーンをまたぐ場合は4枚必要になります。(この枚数の仕組みがイマイチ理解できませんが・・・笑)チケットはキオスクやコンビニ、駅の窓口や券売機に加え、SLのアプリでも購入可能です。  

 

  • 1ゾーン内の移動(シングルチケット2枚):36SEK(20歳以下・65歳以上は20SEK)
  • 2ゾーン内の移動(シングルチケット3枚):54SEK(20歳以下・65歳以上は30SEK)
  • 3ゾーン内の移動(シングルチケット4枚):72SEK(20歳以下・65歳以上は40SEK)

 

 また、チケットは1、2ゾーン内の移動では利用時に押された時刻から75分、3ゾーン内の移動では120分有効で、その時間内であれば何度でも利用可能です。  

 

 

●SLアクセスカードを利用する場合

日本でいうSuicaのようなICカード、通称アクセスカードに事前にお金をチャージして改札にタッチする方法もあります。最小で100SEK、最大で1000SEKまで一度にチャージ可能です。カード本体は20SEKで購入できます。アクセスカードを利用するとシングルチケットを使う時よりも料金が少し安くなります。  

 

  • 1ゾーン内の移動:25SKK(20歳以下・65歳以上は20SEK)
  • 2ゾーン内の移動:37.50SKK(20歳以下・65歳以上は22.50SEK)
  • 3ゾーン内の移動:50SEK(20歳以下・65歳以上は30SEK)

 

 

 【トラベルカード】滞在中何度も交通機関を利用する人はこっち!

1週間以内の滞在ならこちらのトラベルカードが断然お得です。このカードがあれば、有効期間内何度でもSLがカバーする域内の移動が可能です。(フェリーは、Djurgårdenフェリーが運航するSlussen―Djurgården間のみ有効)  

 

  • 1日券(初回利用時から24時間有効):115SEK(20歳以下・65歳以上は70SEK)
  • 3日券(初回利用時から72時間有効):230SEK(20歳以下・65歳以上は140SEK)
  • 7日券(初回利用日0時から有効期間最終日の翌日午前4時半まで有効):300SEK(20歳以下・65歳以上は180SEK)

 

 トラベルカードには、1日、3日、1週間の3つのタイプがあり、トラベルカード単体での購入、アクセスカード(ICカード)と合わせての購入(カードの購入には+20SEKがかかります)が可能です。アクセスカードの購入には別途料金がかかるものの、有効期間が切れた後も通常のICカードとして使えるので持っておくと便利。 また、このカードは自分以外の人が利用することも出来ますが、一度に利用できる人数は1枚につき1人という決まりがあります。

 

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ちなみに私はストックホルムには3日ほど滞在予定だったので、アクセスカードに72時間乗り放題券をつけてもらいました。ストックホルムは街の中心に美術館や博物館などが集まっているので徒歩での移動も十分可能ですが、やはり少しでも移動時間を節約したい人には、乗り放題券の購入をオススメします。   料金や乗り換えの詳細はこちらのSLの公式サイトで参照できます!

SL公式サイト(英語版)  

 

 

駅なのにまるで幻想世界・・・ストックホルムに行ったらこれだけは絶対見逃すな!

 

  ちなみに、ご存知の方も多いかと思いますが、ストックホルムの地下鉄は、各駅ごとに異なるテーマのアートが施されています。一面に絵が描かれたカラフルな天井を眺めていると、まるで駅にいるということを忘れてしまうほど。パブリック空間で誰でも身近にアートが感じられるのは、とても良いですね♪  

 

ソルナ・セントラム駅(Solna Centrum)

洞窟のようなつくりの中で、壁一面が真っ赤で塗りつぶされているのが特徴のこの駅。そして、緑色で可愛らしいイラストが描かれています。クリスマスを連想させる色の組み合わせですね♪

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クングストラッドゴータン駅(Kungsträdgården)

まるでディズニーランドやユニバーサルスタジオのアトラクションに迷い込んだかのような錯覚に陥るこちらの駅。エスカレーターを下りて、プラットフォームへ向かう途中の通路には、遺産をイメージしたかのようなオブジェが立ち並びます。

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T-セントラーレン駅(T-Centralen)

こちらの壁は鮮やかな青で塗りつぶされ、植物の大きな模様が描かれているのが特徴です。ストックホルムの一番中心となっている駅なので是非立ち寄ってみて!

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その他にもストックホルムの100以上もの駅に渡って、様々なアートが見ることが出来るそう。駅を降りるたびに新たな発見があり、移動時間も楽しい時間へと変えてくれます。ストックホルムを訪れた際には是非一度あなたの目で実際にその壮大さを確かめてみて♪  

 

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mayu

自分らしく生きることをモットーに。

デンマークへの一年の交換留学を経験。絵を描いたり、デザインしたり、文章を書いたり、何かを一から創り上げたり、表現するのが好き。趣味で絵やデザインの仕事をちらほら。