デンマーク留学記

【デンマーク留学】渡航前準備:学生ビザ(ST1)を申請するには

投稿日:2017-09-15 更新日:

留学が正式に決まったら、さっそく本格的な留学準備に取り掛かりましょう。日本国籍の方で、90日を超えて滞在する場合就労または居住許可が必要になり、留学する場合は就学許可の申請を行います。今回は、筆者がコペンハーゲン大学への交換留学をした際に行った、ST1と言われる学生ビザの申請の手順についてまとめました。

 

デンマークへの長期留学に必要な学生ビザ(ST1)を申請する

学生ビザ(ST1)とは?

学生として就学許可を申請する場合、PhD1ST1の2種類のビザがあります。交換留学やフォイスコーレを含めた、博士課程以外の学生はST1の申請を行います

 

学生ビザの申請手順

ST1の取得には、まずオンライン上にて必要事項を入力・必要書類を提出した後、東京にあるデンマーク大使館を訪問する必要があります。個人差はありますが、ビザ申請から発行まで約1~3ヶ月を要します。(書類での申請もできるけど時間がかかるのでオンラインがオススメ)

ここでは、学生ビザの申請から発行までの一連の流れを説明します。

 

The educational institution in Denmark begins the application process by logging onto the online form by using a NemID. Then the educational institution completes part 1 of the form, attaches the required documentation and signs the application with a NemID. The educational institution will receive a reference number and an access code to part 2 of the form, which it will give to you. You can then log on and complete part 2, pay the fee, attach the required documentation and state the Case Order ID. The Case Order ID is used to digitally connect your application with the paid fee. You then sign the application using a NemID (to get a NemID you must have a Danish CPR number, that is, a social security number given to residents of Denmark) or by using a scanned copy of your signature on a print-out of the declarations in the application form. Finally, you can submit the entire application.

New to Denmark – How to apply

 

デンマーク入国管理局によると、学生としてビザを申請するには上の流れに沿って申請を完了させます。簡単にまとめると、

  1. 大学側がPart1の入力を完成させ、申請者(ここでいう筆者)にPart2の申請フォームへのリンクが送られてくる
  2. 手順に従ってPart2の入力を完了させる
  3. ビザ申請料を支払う(→Case Order IDが発行される、レシートはとっておく)
  4. 申請の署名欄に自署したものを提出
  5. すべての入力を完了させたものを提出
  6. ⑤の提出後14日以内にデンマーク大使館を訪問(顔写真撮影・指紋採取)
  7. ⑥の後早くて2週間、遅くて数カ月後にビザが発行

のような流れです。詳しくは、デンマーク入国管理局のサイトにてご確認ください。

 

次の項目から、実際にST1を申請した際の流れをみてみましょう。

 

【ステップ1】オンラインフォームからビザの申請を行う

大学によって手続きが多少異なる場合もあるかもしれませんが、私の時はコペンハーゲン大学からビザ(ST1という名前の学生ビザ)申し込みの案内メールが届きました。

(というか大学側から届くはずのビザに関するメールがなかなか来なくて問い合わせたら、先方が送るの忘れてたっぽくて即返信きてやっと申し込みできた、あっちの事務はなかなか適当…)

 

ST1の申請にはPart1とPart2があり、教育機関(この場合コペンハーゲン大学)がPart1の入力を完成させます。その後に、メールが送られてくるのでPart2の入力を完了させましょう。

送られてきたメールにリファレンスナンバーとパスワードが記載されており、オンラインでの入力の際に必要になります。その届いたメールの手順に従ってPart2の入力を完了させました。

そして、指定された申請料を払い、必要書類をすべてアップロードしたら、全ての情報を提出してオンライン上での手続きは完了です。

 

ビザ申請で必要だった書類

申し込みにあたって次の書類を提出する必要があり、オンラインでの申し込みの際にすべてPDF形式で提出しました。(直接書類を送る方法もあるらしいけど、オンラインが一番早く受理されやすい)

 

  • 銀行の預金証書(英文)

銀行の預金残高の証明書。留学している間に現地で生活できることを経済的に証明するために必要(書類は英文で、通貨はデンマーククローネ(以下DKK)で作ってもらう)。

that you can support yourself with your own means for the duration of your stay in Denmark. You must document that you have at your disposal an amount equivalent to Danish student grants (SU) for the period of time your residence permit is to cover, with 12 months being the maximum requirement. The monthly amount (2017 level) is DKK 6,015, making the maximum required amount 12 x 6,015 = DKK 72,180

New to Denmark – Higher educational programmes

 

ST1で証明する預金額の目安として、入国管理局のHPに記載されている2017年のレベルで1ヵ月6,015DKK×滞在期間(例えば12カ月滞在予定なら、6,015×12=72,180DKK)。

留学中に奨学金をもらう人は、一時的に証明すればいいのでこのときだけ必要な額を準備できればOK。(去年は6,000いってなかったので少し金額が上がってる…)

 

  • ビザ申請料を払った際に発行されるレシート

ビザを申請する際に一番初めに申請料(私の時は3万円ちょいだった)を払うのですが、その時に発行されるレシートのことです(支払いが完了した際にメールで送られてきます)。

 

  • 日本の大学の入学許可証(英文)

 

  • パスポートの全コピー

 

  • ビザ申請にかかる宣誓書(署名付)

ST1の申請の際に、Sworn Declarationsという書類をダウンロードし、一番下に署名したものを提出します。

 

 

ビザ申請時に英語のスコアの入力画面があったかうろ覚えです、書類自体は大学側に提出していたのですが…。

 

 

【ステップ2】ビザ申請後2週間以内にデンマーク大使館へ(要予約)

顔写真撮影・指紋採取のため、ビザ申請完了後14日以内にデンマーク大使館へ直接出向く必要があります。デンマーク大使館は、現在東京にしかないです…。また、デンマーク大使館を訪問する際には、事前にメールでの予約を忘れずに!

 

ビザ申請は余裕を持って!

申請予約が込み合う時期でのご案内:ビザ・就労・滞在許可証の申請予約は少なくとも一ヶ月前までには行ってください。

5月・6月・7月はビザ・就労・滞在許可の申請者の混雑が予想されます。つきましてはご希望日より少なくとも一ヶ月前までにはご予約をしてください。

デンマークに行く│デンマーク大使館

私は8月末渡航の予定だったのに対し、ビザ申請を7月に完了してビザが発行されたのが渡航1週間前で、間に合わないんじゃないかとずっとハラハラしていたので、ビザの申請は余裕を持って行いましょう。(笑)

 

 

【参考リンク】デンマーク大使館

 

【参考リンク】デンマーク入国管理局(学生ビザの申請について)(英語)

 

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mayu

自分らしく生きることをモットーに。

デンマークへの一年の交換留学を経験。絵を描いたり、デザインしたり、文章を書いたり、何かを一から創り上げたり、表現するのが好き。趣味で絵やデザインの仕事をちらほら。