太平洋フェリーの新いしかりに乗って名古屋港から仙台港へ、海の上をゆらりゆらり船の旅。名古屋駅から名古屋港までのアクセスや、船内(S寝台、ロビー、レストランなど)など、実際に乗った様子をレポします。
太平洋フェリーで名古屋から仙台へ!
普段長距離の移動は、飛行機やバス、電車を使うことが多いのですが、「たまには船でのんびり旅がしたい!」そう思い、今回は名古屋から仙台へ太平洋フェリーを利用してみました。
他の移動手段より時間はかかりますが、大海原を見渡しながら、船で流れるゆったりとした時間に浸るのも案外良いものですよ。
目次
名古屋駅から名古屋港までのアクセス
名古屋駅から名古屋港へのアクセス方法は、
- 名古屋駅=(電車:あおなみ線、約20分)⇒野跡駅=(市営バス、約12分)⇒名古屋港フェリーターミナル
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名古屋駅=(直行バス、約35分)⇒名古屋港フェリーターミナル
の二つの方法があります。今回は名古屋駅から直行バスを利用して名古屋港へ向かいました。
名古屋港までバスで向かう
バスはフェリー出航日に運航しており、名鉄バスセンターの4階22番乗り場から、出発時刻は17:20、料金は大人550円です。移動時間は35分ほどで大体18時頃にフェリーターミナルに到着します。
バスセンター内にファミリーマートが入っているので、フェリーに持ち込む食べ物や飲み物をここで買っておくと良いでしょう。
名古屋港まで電車とバスで向かう
電車のあおなみ線と市営バスを乗り継いで向かう方法もあります。
名古屋駅からあおなみ線で野跡駅まで向かい、野跡駅のバスの3番のりばから、フェリーふ頭(空見町経由ノンステップバス)行のバスに乗ります。
野跡駅からフェリーふ頭行きの時刻表はこちらから。
所要時間と料金は、名古屋駅から野跡駅までが約20分・片道300円、野跡駅からフェリーふ頭までが約12分・片道210円です。
どちらの方法も利用したことがありますが、個人的には名古屋駅から直行バスの方が乗り換えが無い分楽ちんです。キャリーケースなどの荷物も預けられるので。
チケットを発行して船へ!
フェリー乗り場に着いたら、まず1階の受付で搭乗券を発行してもらいます。インターネット予約時で搭乗者の情報を全て記入している場合を除き、手前のカウンターで乗船者名簿を記入する必要があります。
また、クレジットカードで支払いをした場合、その時に使ったクレジットカードが必要になるのでお忘れの無いように!
チケットを発行してもらったら、2階からフェリーへ乗り込みます。
船内の様子
フェリーに乗るのは2年ぶり。久しぶりの船旅にワクワクしながらフェリーへ乗り込みます。
天候は晴れ、出航の19時には辺りはもう暗くなっていますが空は澄んでいました。ちなみに今回乗ったフェリーは新いしかり、等級はS寝台です。
ロビーの様子
フェリーに乗ってすぐに待ち構えるのがこのロビー。船内は新しくピカピカです。ロビーにはインフォメーションセンターや、貴重品を預けるためのロッカー、公衆電話、携帯の充電エリアがあります。
その他の施設やサービス
また、このフロアには売店、自動販売機(アルコールやアイスも)、大浴場、ゲームセンター、給湯室、コインランドリーも設けられています。
北海道に行かなくても北海道限定のサッポロが手に入るのが嬉しいです。
今回見つけたこの緑色の春限定缶、香りが芳醇で、フルーツのような匂いがふわっと香って、とても飲みやすく美味しかった!
ビュッフェスタイルのレストラン「サントリーニ」
上のフロアへ上がると食事がとれるレストランやカフェも。
こちらは、朝・昼・夜とビュッフェスタイルの食事を提供しているレストラン「サントリーニ」。和洋中と様々な料理を好きなだけ楽しめます。値段は朝と昼が1000円、夜が2000円です。
レストランの反対側には、ドリンクや軽食を提供しているカフェもあります。こちらは、先ほどのレストランよりも価格設定が低めになっています。軽食メニューは、カレー、麺類、スープ、数量限定で焼き立てのパンが販売されることも。
ドリンクではアルコールも扱っています。海を眺めながらの至福の一杯は最高の時間。
天気が良ければ外のデッキへ
7階から外のデッキへ出ることができるので、外が晴れていたらラッキー。夜は、遠くで小さく輝き続ける街や星空を眺めることができます。
また、早起きが苦でなければ水平線から昇る朝日を拝むのもおすすめです。紫色の空がだんだんとオレンジ色に変化していく過程が本当に美しいです。
気になる部屋の様子は?
今回私が利用したのはS寝台。部屋の中はこんな感じになっています。
S寝台は相部屋なのですが、B寝台の2段ベッドタイプと違い天井が高いので、プライベートは十分に保てます(小さな個室みたいな空間)。
備え付けのテレビでは、衛星放送や映画を観ることができます。
ハンドバックなどを置けるラックや、読書灯もあり、意外と広々としている印象です。
男女混合の寝台は入り口の扉が開きっぱなしになっていますが、女性専用部屋はカードキーを利用して入ります。貴重品などは念のため身に付けて歩くか、コインロッカーなどを利用しましょう。
フェリーの旅をより快適に過ごすためのアドバイス
基本的に普通の旅支度をしてきているのであれば「これは絶対必要!」ってほどのものは無いのですが、次に述べるものがあると船内をより快適に過ごせます。
スリッパやビーチサンダル
船内を歩き回ったり、トイレに行ったりするのにスリッパやビーチサンダルがあると楽ちんです。お風呂上りも裸足でいられるのでリラックスできるし。荷物になるのが嫌だという人は、紙製の使い捨てのスリッパがオススメ。
小腹がすいたときのおやつやインスタントラーメン
売店もあるのですが、営業時間がまちまちなのと、船内で買うと割高なので、事前にスーパーやコンビニでちょっとしたおやつやインスタントラーメン・スープなどを買って持ち込むのをオススメします。
給湯室はいつでも使えるので、売店やレストランがやっていない時でもインスタントラーメンやスープがあれば安心。
動画や音楽はオフライン再生できるものを
長時間の移動になり暇つぶしに映画やアニメを見ようと思っている方もいるかと思います。ただ、航海中は電波が通じにくく圏外になることもあるので、動画を事前にダウンロードしておくことをオススメします。(アマゾンのプライム動画などは、アプリでダウンロードできます)タブレットなどもあると便利ですね。
一応、船内で有料になりますがWifiは使えます。
まとめ
以上太平洋フェリーの新いしかりに乗って名古屋港から仙台港への移動した際の様子をレポしてみました。早割を利用すればフェリーの運賃はバスでの移動よりも安く済む上、身体への負担もバスよりも少ないので、度々利用しています。
そして何よりも船内で広大な海を窓から眺めながらお酒を飲むのが至福の時。たまには船旅も良いものです。是非、みなさんもフェリーを利用する際には参考にしてみてくださいね。